国際ロマンス詐欺の犯人は結論から言えば、世界各国の様々な国籍を持っています。
しかしその中でも最近日本人の犯行も増えてきているというわけです。具体的には日本人が外国人になりすまして詐欺を行うパターンが多いのです。
例えば中国人女性だと思っていた相手が、実は日本人の男性だったというケースも出てきました。
このように最近では、国際ロマンス詐欺の犯人が日本人というケースも増えているので注意が必要です。
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日本人が国際ロマンス詐欺に加担し始めている理由
日本人が国際ロマンス詐欺に加担し始めている理由を考察・解説します。
結論から言えば、新型ウイルス感染症拡大の折、いわゆる反社会的な勢力が仕事や商売が見つからず、国際ロマンス詐欺に加担しているというケースもあります。
その他、同様に仕事がなく、いわゆる裏バイト的な感覚で国際ロマンス詐欺に加担したり、手を染める日本人も多くなってきています。
そしてこの事実にはもう一つ、恐ろしいことが隠されています。日本人が国際ロマンス詐欺に加担するということは犯人がそもそも日本人ということになります。
国際ロマンス詐欺は元々、海外の文化圏にある人たちが日本人を騙すという手口でしたから、なかなか手口が荒かったり雑だったりするケースもあり「被害者が詐欺被害にまだ気づきやすい」という特徴がありました。
その一方で日本人が国際ロマンス詐欺を働くということはそれだけ日本の文化や地名などにも精通しているということを意味し、より高度なテクニックを使いこなしてくる可能性が高くなります。
例えば従来であれば、海外の国際ロマンス詐欺師に土地勘がないために「今、沖縄に住んでいる。でも職場は群馬県なんだ。新幹線で通勤しているよ」というような、トンチンカンなメッセージを送るケースがまま見られました。
日本人が国際ロマンス詐欺の犯人となると、このようなミスはまず起こりえません。イメージ的には「住んでいるのは千葉県。職場は東京都内の山手線沿線なんだ」と、見分けがつかないほどの仕上がりとなってしまいます。
このような事情も相まって日本人が国際ロマンス詐欺を働くことは、ある意味で詐欺の成功率が格段に上がるということにもなり得てしまうのです。

犯人の国籍に関わらず、騙されてしまった場合の対処法
犯人の国籍にかかわらず、国際ロマンス詐欺で騙されてしまったりお金を送金してしまった場合の対処法について解説していきます。
具体的には最後にご紹介する弁護士への相談が、最もベターな選択肢となります。
とは言うものの、弁護士以外にも解決の糸口を探っているという方も多くいらっしゃいます。よって、ここでは代表的な対処法についてもあわせて紹介しておきます。
警察
まず、最初にすべきなのは警察に被害届を提出することだ、と考える方も多いでしょう。
実際に国際ロマンス詐欺の被害申告を警察へ行い、結果として犯人が逮捕されたというケースもあります。
しかしこれは犯人が日本国内に潜伏していたというケースや、今回ご紹介しているように、そもそも国際ロマンス詐欺師が日本の反社会勢力だったといったケースが中心となります。
残念ながらこれらのケースはあくまでもレアケースであり実際には国際ロマンス詐欺被害が発生した場合、警察は直ちに動いてくれないことがほとんどです。
その理由は様々ですが、一番大きいのは「相手が外国人で、海外にいる」という点です。
つまり国外送金の問題や、そもそも犯人の所在が国外にあると日本警察の捜査権が及ばないケースもあり、なかなか警察の動きも鈍くなってしまうというわけです。

国民生活センター
国際ロマンス詐欺被害というよりはどちらかと言うと、FX詐欺や仮想通貨詐欺などで駆け込まれる方が多いのが国民生活センターです。
国民生活センターはもともと消費者センターと呼ばれていた組織で、一般的な消費生活全般における相談を受け付けている組織となります。
ただし国民生活センターについても、やはり即物的・実効性の高い策を提示してくれるわけではありません。
よって国際ロマンス詐欺や仮想通貨詐欺においては、国民生活センターへの相談を希望する気持ちはよくわかりますが、あまり有効な手立てとはならないのが現状です。
弁護士
最も国際ロマンス詐欺被害の解決に向けて実質的に動けるのは弁護士と言えるでしょう。
弁護士は法的に依頼人・国際ロマンス詐欺被害者の方の代理人となることができます。
代理人は裁判上の手続から警察・金融機関各所との連携なども本人になり代わって行うことができます。
よって国際ロマンス詐欺の犯人との交渉や、返金要請等についても弁護士が行うことでスムーズに解決に結びつく可能性があります。
また、国際ロマンス詐欺に遭われた方は、被害額が大きいことから、精神的にも経済的にも困窮してしまっていることが多いものです。
意外に聞こえるかもしれません。しかしそのような時こそ、弁護士を頼ることが重要です。
当事務所では国際ロマンス詐欺被害の事例を多数扱っている弁護士が、最新の事例や知識・経験をもとに国際ロマンス詐欺師からの返金要請や犯人の特定作業等を行います。
国際ロマンス詐欺の被害で泣き寝入りだけは絶対にやめましょう。当事務所の弁護士がお力になります。
まとめ
国際ロマンス詐欺の犯人が、まさかの日本人というケースも最近は出てきました。この前提のもと、今回は国際ロマンス詐欺の被害に遭ってしまった場合の対策について解説してきました。
今回の記事を読んでいただいた方の中には、「自分は国際ロマンス詐欺になんか騙されないから大丈夫!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、もし犯人が日本人だとしたら…絶対に騙されないという保証はどこにもありません。
もし海外の異性にお金を送金してしまっていたり、FXや仮想通貨の出資を持ちかけられていて金銭的被害が出ている場合には、まず一度当事務所へご相談いただくことをお勧めいたします。