昨今、国際ロマンス詐欺、という詐欺が増えています。
その影響で、健全に外国人の方とマッチングアプリで出会い「健全に」交際している人たちが疑われてしまうケースも増えています。
今回の記事では、そんな周りの方の疑う気持ちを解消したい!とお考えの方向けに、パートナーの疑いを晴らす方法や、パートナーを説得する英文をご用意しました。
- 国際ロマンス詐欺の英語訳が知りたい
- パートナーの疑いを晴らしたい
- 国際ロマンス詐欺を外国人に伝えたい
- 国際ロマンス詐欺を疑っている
当サイトでは、気軽に弁護士と相談してもらうため、LINEにてお話を伺っています。気になる方は、下記のリンクからラインQRを表示させ、登録してください。
国際ロマンス詐欺を英語にすると「Romance scam(fraud)」
国際ロマンス詐欺を英語にすると、「Romance scam(fraud)」となります。
これは、文字通り「ロマンスによる詐欺」という意味です。
ただし日本から見て海外だから国際ロマンスと言っているのであって、実際には現地の人からするとロマンス詐欺で十分通じるため「国際」の要素は入っていません。
どうしても便宜上必要であれば「International Romance Scam(Fraud)」(インターナショナル・ロマンス・スキャム(またはフラウド))という表現も間違いではありません。
パートナーに国際ロマンス詐欺師の疑い!潔白を証明する方法は?
周囲の方から「そのパートナー、詐欺師では?」と疑われた場合に、潔白を証明する方法をご紹介します。
逆に、今回示す方法を相手が協力してくれない場合、国際ロマンス詐欺の可能性もあるため注意してください。

身分証を提示してもらう
まずは身分証を出してもらうことで信用してもらえるでしょう。
各国の正式な身分証明書の型は一般的にインターネットサイトで掲載されているため、それと相違がないか確認しましょう。
しかしながら、注意しないといけないのは偽造の身分証を用意している場合もある、という点です。
そのため、実際に会いにきてもらったり、ビデオ通話してもらう方法と合わせての確認が安全です。
実際に会いに来てもらう
国際ロマンス詐欺の場合、ほとんどは写真と中の人は違うため実際に会うことはできません。
そのため、実際に写真の人物が目の前に現れることで家族や周囲の人の疑いを払拭できます。
とはいえ「言うは易し、行うは難し」という言葉がある通りで、国際ロマンス詐欺の場合まずそもそも写真通りの相手が存在しない可能性が高く、実際に会いに来てもらうことはほぼ不可能です。
加えて詐欺の犯人など犯罪リスクのある人物を目の前に置くことはやはり、リスキー以外の何者でもないでしょう。
よって本当の意味でパートナーの疑いを晴らしたいのであればまず、実際に会いに来てもらうことはできるか?など具体的なスケジュール感をもって会いに来てくれることを打診してみるというのがこの方法の意図です。
もし国際ロマンス詐欺師であればまず間違いなく理由をつけて来日しないか、もしくは場合によっては渡航費用を無心してくるなどのケースもあります。
この場合は、ほぼ国際ロマンス詐欺です。
他方、本当の意味での純愛の場合は、こちらが想定する以上に本腰を入れて日本の文化を勉強したり、日本語を勉強するなどして「なんとか来日しよう」と努力を見せてくれるはずなのです。
また渡航費用についても具体的な話が出てくるはずです。多くの場合は本人が支払うと言って然るべきです。
実際に宿泊するホテルなども、かなりの解像度をもって相手から打診があるはずです。
一方国際ロマンス詐欺の場合は日本というカテゴリで十把一絡げに管理するため、そもそも日本の地理条件を理解していない詐欺師も多数存在します。
よって被害者の方が青森県に在住と言っているにも関わらず、鹿児島のホテルを探そうとするなど「ピントのズレた行動」が目立ちます。この辺りでも違和感を感じる要素となるでしょう。

家族ともビデオ通話で話してもらう
現状、新型ウイルスの影響があり実際に会いにくる、というのは難しい場合も多いと考えられます。
そのため、ビデオ通話で実際に話してもらうのも一つの手段になります。
動画でのメッセージでは事前に用意できるため、リアルタイムで話してもらう、というのが大切です。
ビデオ通話さえ拒否されるようであれば、国際ロマンス詐欺を疑う必要があります。
【英語の文例】パートナーに協力を求めるときに使えるワードまとめ
パートナーに国際ロマンス詐欺師としての疑いがかかっているため、潔白を証明して欲しい・協力を求めたいと依頼するときに使える英語の文例をまとめました。
一般的な機械翻訳でも同様の意図を伝えることは確かにできます。
しかし機械翻訳はご存知の通り高精度ではないケースも往々にしてあることから、単語の取り違えなどで思わぬトラブルにつながってしまうケースもあるでしょう。
そこで以下のような例文をご用意いたしました。こちらでまずはパートナーに身の潔白を証明する為、協力を求めてみましょう。
文例1:「周囲からあなたが国際ロマンス詐欺師であると疑われているの。だから協力して」
「My family or people around me suspect that you are an international romance scammer. So please help me to prove your innocence!」
(周囲からあなたが国際ロマンス詐欺師であると疑われているの。だから協力して)
周囲に疑われてしまっている、というあなたの状況を説明し、パートナーに協力を求める文章です。
これで怒り出すようなら、詐欺の疑いが濃厚です。
きちんと順序立てて話せば、誤解を解きたい、と解釈してもらえるはずです。
文例2:「これ以上お金の無心が続くなら警察に相談する」
「I’m very sorry to say this, but if you continue asking me for more money, i’ll have to see the police.」
(これ以上お金の無心が続くなら警察に相談する)
本当に申し訳ないが、お金の無心が続くようなら警察へ、と自分が困っていて警察に相談することを伝える文章です。
パートナーに対して、警察沙汰になってしまうようなことは心が痛むかもしれません。
本当に健全なお付き合いをしている相手であっても、怒り出してしまうケースもあるでしょう。
しかしながら、実際にお金の無心をされている場合はこのようにお願いして、お金抜きの付き合いをお願いするのも一つの手です。
誰しも無限にパートナーのお金の無心に応えることは出来ません。
そして、パートナーが万が一詐欺師に出会った場合、彼らが一番恐れているのは警察の手が伸びることです。
もし詐欺師なら手を引きます。誠実な方なら誤解を解くように協力してくれます。ある種の分水嶺と考えて良さそうです。
ただし、この状況でもさらにお金を要求されたら、見切りをつける必要があります。
文例3:「私たちの将来のために、一緒に疑いを晴らそう」
「For the sake of our future, can you please work together to clear your name as an international romance scammer.Please!」
(私たちの将来のために、一緒に疑いを晴らそう)
こちらもあなたの将来を考えているから、一緒に疑いを晴らしてほしい、とお願いする文面です。
本当に一緒に人生を過ごしていきたいのであれば、このような働きかけに応じてくれるはずです。
こちらも怒り出したり、過度に悲しむようであればテンプレートにしたがって対応している詐欺師の可能性が高いと言わざるを得ません。

まとめ
今回は、国際ロマンス詐欺を英語で表現し、もしパートナーが疑われてしまった場合に協力をお願いする文面をご紹介しました。
今回紹介した内容を拒否されたり、怒られたりする場合は大方、詐欺師です。
もし、そんな相手にお金を送ってしまった、という場合は弁護士に駆け込んでください。
逆に弁護士に駆け込むことでパートナーの身の潔白が証明できる可能性もあります。