国際ロマンス詐欺と呼ばれる詐欺事件をご存知でしょうか。
この詐欺は外国人の異性を装い、マッチングアプリやSNSを通じて、恋愛関係となり、結婚や交際を餌にしてお金を騙しとる詐欺です。
近年、このような詐欺の被害が増えています。
この記事では、国際ロマンス詐欺での逮捕事例のご紹介と詐欺にあってしまった場合の返金方法について解説していきます。
- 国際ロマンス詐欺にあった
- 返金方法が知りたい
- 誰に相談するのが適切なの?
当サイトでは、気軽に弁護士と相談してもらうため、LINEにてお話を伺っています。気になる方は、下記のリンクからラインQRを表示させ、登録してください。
国際ロマンス詐欺で逮捕された事例は「ある」!報道事例まとめ

国際ロマンス詐欺は、犯人が外国にいる可能性が高いことや犯人の素性が不明なため、逮捕するのは難しい案件の一つです。
では犯人逮捕の事例はないのかと問われれば、そんなことはありません。
「犯人が逮捕された」という報道がすでに何件かされています。
※余談ですが、もちろん事情によって逮捕されたとしても報道まで至らない事案も多数存在します。
具体的には共犯者の存在が疑われる場合や、大規模な犯罪組織が関与している場合には被害者のプライバシー保護や身柄の安全確保の観点から、報道としての取り扱いが無いケースも多いのです。
ここでは、国際ロマンス詐欺の犯人が逮捕された事例を、実際に報道された記事を元に3件ご紹介します。

事例1:「国際ロマンス詐欺」疑い カメルーン国籍男ら逮捕
国際ロマンス詐欺の疑いでカメルーン国籍の男らが逮捕されました。
彼らは「シリア人女性」を装っていました。
SNSで知り合った男性に「命を狙われている。逃走資金がほしい」などと持ちかけ、約420万円をだまし取りました。
また、振込み用の口座を提供したとして、コンゴ共和国籍の大学生の女性も逮捕されました。
事例2:米軍人などを装い、計約880万円をだまし取ったとして逮捕
米軍人などを装って、SNSで知り合った男女3人から約880万円をだまし取ったとして、ナイジェリア人の男3人とカメルーン人の男1人を逮捕しました。
彼らは「軍を抜けるにはお金が必要」などと嘘のメッセージを送り、日本に行くためのプライベートジェット代や、滞在費としてお金を送るよう仕向けていました。
事例3:75歳歌手の女を逮捕、ロマンス詐欺疑い
イラクで働く医師を名乗り、恋愛感情を抱いた女性から現金をだまし取ったとして、日本人の女性が逮捕されました。
彼女はSNSで知り合った女性らに「イラクを脱出するための飛行機代が必要」などとメッセージを送って、現金をだまし取りました。

国際ロマンス詐欺の返金要求を通す方法は?

国際ロマンス詐欺にあってしまった場合、返金要求を通す方法はあるのでしょうか。
3つの方法を見ていきます。
犯人への直談判や警察への相談も方法の1つとして考えられます。
しかしながら、この二つはあまりお勧めできません。
結論を述べると、弁護士への相談がおすすめです。
なぜ弁護士へ相談すべきなのかも解説しています。
それぞれの方法について、詳細にみていきましょう。
詐欺師に直談判

一番最初に思いつくのが、お金をだまし取った相手に直談判することではないでしょうか。
この方法で取り返せる可能性は皆無です。
詐欺師はお金を騙し取るのが目的なので、「返してほしい」と言われて、返すことはありえないのです。
逆に「返すためにさらなる入金が必要である」とさらに要求される可能性が高いでしょう。
別の詐欺師から「詐欺被害回復のため」と連絡が入り二次被害が発生してしまう危険性もあります。
以上のことから、この方法はお勧めできません。
警察へ相談する

詐欺被害として、警察へ相談することは今後、被害者を出さないためにも大切です。
しかしながら、犯人の情報が皆無、犯人は海外にいる可能性があるとなると、犯人逮捕の可能性が低いと判断し、積極的に動いてくれないことも多いのです。
また、犯人が逮捕されても、被害回復について、警察は協力してくれません。
被害回復、返金、という面を考えるとあまりお勧めできる方法ではありません。

【オススメ&優先度高】弁護士へ相談する
.jpg)
被害回復を考えるのであれば、一番最初に相談すべき相手は弁護士です。
弁護士は犯人の口座を凍結し、返金することも可能です。
警察との連携もしてくれ、状況判断・状況整理もお任せできます。
そのため、警察へ相談に行く前に弁護士に相談しましょう。
まとめ

出会い目的でSNSやマッチングアプリを使うと、見知らぬ人から、突然連絡が来ることもあります。
SNSを通じて知り合った外国の異性と知り合うこと自体はもちろん問題ではありませんが、問題なのはその後のことです。
このような人たちの中には、実際に詐欺を働き、逮捕されてしまうケースもあります。
実際に逮捕されても、返金要求に応じてもらえるかどうかは弁護士による働きかけが必要です。
警察に犯人を逮捕してもらうことももちろん大事ですが、返金を目的に動くのであれば、なるべく早めに弁護士に相談しましょう。