マッチングアプリで仲良くなってくると、ついついマッチングアプリの外でコミュニケーションをとりたくなるものです。
取り分け、よくある事例としてLINEの交換が挙げられます。しかしマッチングアプリでは、すぐにLINEを交換してしまうのは少し考えものです。
ここではマッチングアプリで早い段階でLINE交換を行うことのリスクを3つご紹介すると共に、その被害例についても解説していきます。
- マッチングアプリ上でLINE交換を考えている
- マッチングアプリで知り合った相手がすぐLINE交換を求めてきた
- マッチングアプリでLINE交換をする際のリスクが知りたい
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【議題】マッチングアプリでのメッセージ交換は不便?
マッチングアプリでのメッセージ交換では不便なのでしょうか。
確かにマッチングアプリは独自のインターフェースを持つアプリでやり取りをする必要があることが一般的で、汎用性の高いLINEアプリよりはやや不便ということも考えられます。
とはいえほとんどの外国人が「マッチングアプリでのメッセージ交換は不便だからLINEでやり取りしよう」と誘いかけてくるのには、何か理由があると考えられます。
ここでは念のため、マッチングアプリでのメッセージ交換がなぜ不便なのか少し分解してみました。
メッセージのやりとりのためだけにアプリを開く必要がある
普段のメッセージ交換にはLINEを使っているという人にとって、LINE以外のアプリをメッセージ交換のために開くのが煩わしいと感じられる場合があります。
そのため、アプリを使うのを遠ざけてしまいメッセージに気づかない場合もありえます。
このような事情から、メッセージのやり取りのためだけにわざわざアプリを開くのが面倒なのでLINEを使いたいという理論はある意味、理解はできます。
メッセージ交換にお金がかかる
男性に多い話として、アプリ内でのメッセージ交換にお金がかかる場合があります。
マッチングアプリは女性側が無料で男性側が有料の場合が多いためです。
有料会員から抜けたいために別の連絡先を知りたい、と思うのも仕方ないことでしょう。
よって、女性の恋愛感情を悪用した詐欺被害者の方は、イケメンの外国人男性から「メッセージ交換にお金がかかるのでLINEを交換しないか」と持ちかけられることもあります。
【番外編・メリット】個人情報を教える必要がない
ここで一つ、一般的なマッチングアプリでやりとりをする上でのメリットをご紹介しておきます。
普通であれば、知り合ったばかりの人に個人情報を教えたくないでしょう。
マッチングアプリ内であれば、普段自分が使っているLINEのIDやメールアドレスを相手に知られません。
そのため個人情報を知られないのはマッチングアプリでやりとりするメリットと言えるでしょう。
【疑問】マッチングアプリでのLINE交換は危険?
ここで改めて疑問が出てきます。
マッチングアプリでのLINE交換は本当に危険なのでしょうか?
ここではマッチングアプリでのLINE交換が危険な理由を分解してご紹介していきます。
外国人とのLINE交換は詐欺の危険性あり
諸説あるものの社会通念上LINEを主に使っているのは、日本・タイ・台湾・インドネシアの4ヵ国です。
欧米圏ではLINEのアプリはさほど人気とは言い難いものがあり、日本や上記のアジア各国のLINEの交換が活発ではありません。
にもかかわらずわざわざ日本人が好んで使うLINE交換をしてくる場合、それは日本人を狙った詐欺の可能性があります。
よくいる中国人美女も、中国ならWeChatが主流なのでLINE交換をお願いされるのは不自然なことと言えます。
安易なLINE交換で詐欺被害にあうケースも
むやみやたらにLINEを交換するのはやめましょう。LINE交換で詐欺被害に遭う可能性もあり、この場合はマッチングアプリ側からの保証も一切受けられません。
あくまでもマッチングは人と人とのコミュニケーションが主だった目的のため、そこまで過剰に不安になる必要もありません。しかし、簡単に交換するのもオススメできません。
本当にこの人と仲良くしたい、と思えたタイミングで一度直接会ってみてそこで交換することをオススメします。
ちなみにそもそも業者や詐欺師の場合、実際に会うことが難しいケースもあります。
【そもそも】LINE交換は規約違反?
プロフィールにLINEIDを載せているのは規約違反になる場合があります。
一方、ある程度交流した後にLINE交換をするのは問題ないとするケースも多く見られます。
使用するマッチングアプリによって取り扱いが異なるため、必ず利用前に詳細規約を確認しておきましょう。
マッチングアプリでLINE交換した場合の3つの被害例
続いて、マッチングアプリでLINE交換した場合の3つの被害例をご紹介します。
①マッチングした人が業者や詐欺師だったケース
一つ目は、マッチングした相手が業者や詐欺師だったというケースです。
相手が詐欺師だった場合、別の詐欺師に詐欺被害者の方のLINEが流出する可能性が高いので、別の詐欺の勧誘が来てさらなる被害にあう可能性が考えられます。
詐欺師はチームを組んでいる場合も多く、ウソのメッセージで作った信頼を悪用する詐欺から被害救済の弁護士を名乗る詐欺師へバトンタッチすることもあるのです。
さらに、宗教への勧誘や危険なマッチングアプリへの誘導等、危険な目に遭う可能性も考えられます。
今現在アジア系美女やヨーロッパ系イケメンになりすまして、FXや仮想通貨投資でお金を騙し取る「ウソのメッセージで作った信頼を悪用する詐欺」が急増しています。よくあるケースとして最初は利益が出るのですが、その後すぐに出金できなくなり、パートナーも消えてしまうのでご注意ください。
②しつこく付きまとわれたケース
二つ目は、マッチングアプリで出会った人にしつこく付きまとわれたケースです。
マッチングアプリ内での交流であれば「合わないかも」と感じた場合はブロックすることで交流を断つことが可能です。
しかし、LINEを交換してると相手をブロックしても新しいアカウントで連絡がきてしまうことがあります。
③LINEの情報を晒されたケース
三つ目は、LINEの情報を晒されたケースです。
QRコードやIDなどを嫌がらせで第三者の前へ晒され、知らない人から連絡がきたという被害報告が様々なところで散見され、実際に同様の相談も寄せられています。
まとめ
今回はマッチングアプリですぐにLINE交換を行うことのリスクについてご紹介してきました。このようなマッチングアプリ外での交流はあくまでも自己責任です。
その一方で詐欺被害に遭い自然的な実害を被る方が多いのもまた事実です。昨今特に、信頼を逆手に取るような国際詐欺事案による被害が急増しており、当事務所へのご相談も非常に多くなっています。
アプリでLINE交換をしてしまったことが端緒となり金銭的な実害を受けられたという場合は、被害回復や二次被害の防止のためにもまず当事務所へご相談・ご一報ください。
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