累計マッチング600万件を突破しているマッチングアプリの『マリッシュ(marrish)』。利用したことのある人も多いのではないでしょうか。
そんなマッチングアプリで美女からメッセージがきたら、やはり、舞い上がってしまいメッセージを返してしまいますよね?
しかしそんな希望的観測を嘲笑うかのように、日本のマッチングアプリにも外国人の国際ロマンス詐欺師が多数紛れ込んでしまっています。
特に2021年後半からは被害金額や被害者数が右肩上がりも良いところで、事案によっては「ひと財産」を全て切り崩して国際ロマンス詐欺師に送金してしまった事例もあります。
そこで今回の記事では、マリッシュで美女からのメッセージを詐欺かどうか見破る方法について、実際の詐欺事例を含めて解説していきます。
このような事例に当てはまる場合や、そもそも送金してしまっている場合は国際ロマンス詐欺被害に遭われている可能性があります。
本記事をお読みになり、まずは国際ロマンス詐欺被害回復に強い弁護士までご一報ください。
当事務所では国際ロマンス詐欺被害の撲滅のための活動を行っています。被害者からのご相談は現在の社会情勢を鑑み、24時間365日受付中です。
- マリッシュで知り合った外国人に投資を持ち掛けられている
- マッチングアプリやSNSで知り合った人から投資を紹介された
- 国際ロマンス詐欺について詳しく知りたい
当サイトでは、気軽に弁護士と相談してもらうため、LINEにてお話を伺っています。気になる方は、下記のリンクからラインQRを表示させ、登録してください。
【必見】マリッシュで美女からメッセージ!詐欺を見破る方法は?
マリッシュを使っていたら美女からメッセージが着信した!という時、喜び勇んで返信してしまうのはやや早計と言うべきです。
中には、国際ロマンス詐欺師が潜んでいる可能性があります。
国際ロマンス詐欺師が逮捕された事例も数多くありますが、犯人を取り調べると決まって出てくるキーワードがあります。「プロフィールを容姿端麗な美女のものに設定していた」という共通項です。
どの犯罪グループであっても、基本的にメッセージを送る担当のアカウントのプロフィール画像は容姿端麗な美女またはイケメン男性に設定しています。
その他にも以下のような特徴があるので解説します。
写真が拾い画
一つ目は写真が拾い画であるケースです。
一般的に国際ロマンス詐欺師はモデルや、各国の美女・イケメン男性の画像を無断借用するなどして、あたかも容姿端麗な人物がメッセージを送っているかのように偽装工作を行います。
これに喜び勇んで返信し、金銭を騙し取られてしまった方も多くいらっしゃいます。
また本筋から若干ずれる話で恐縮ですが、金髪の巨乳美女が相手で、ついつい嬉しくなってしまい勧められるがままに怪しげな海外FX投資を行い、お金を失ってしまったという方の事案では、最終的に当事務所が国際ロマンス詐欺師を特定し、当事務所からの情報提供を受けた日本の刑事当局が逮捕するに至りました。
しかしこの時、犯人は金髪の巨乳美女の見る影なく、ドレッドヘアーのゴリゴリマッチョな男性だったという事例も枚挙にいとまがありません。このような部分で精神的なダメージを受ける方も多くいらっしゃいます。
Google画像検索で、相手のプロフィール画像を検索し、同じ画像がヒットしないか確認してみることをお勧めします。

甘い言葉で誘惑してくる
投資詐欺のほか国際ロマンス詐欺でもよく見られるものとして、メッセージのやりとりが始まった初日に「あなたに惚れてしまいました」「I love you」など、歯の浮くような甘いセリフでメッセージしてきたら要注意です。
マッチングアプリといえども、ゆっくりメッセージを交換して愛を育んで行くもの。いきなり距離を詰めてくる相手には警戒が必要です。
甘い言葉で誘惑するのは、国際ロマンス詐欺師のいわば「業務マニュアル」のようなものに記載されていると考えられます。
多くの国際ロマンス詐欺師は愛の熱烈な言葉の連打猛攻で、男性ユーザーを籠絡しようとします。
他媒体に誘導される
LINEやカカオメッセージなど、他の媒体に誘導してくる相手には注意しましょう。
最初はマリッシュ内のメッセージ機能を使って連絡を取り合い、実際に会ったり、ある程度仲良くなったら他媒体に移動するのが通常の流れです。
しかしながら、詐欺師のアカウントは常にBAN・強制退会処理のリスクを背負っているため、早い段階で他媒体に誘導してくることが多いのです。
断っても何度もしつこいようであれば要注意です。

【2022年最新】マリッシュでの詐欺・被害事例まとめ
当事務所に寄せられたマリッシュでの詐欺、被害事例をご紹介します。
※相談者のプライバシーに配慮して一部、脚色・再構成しております。予めご了承ください。
事例1:やりとりをしていた中国人の美女に総額500万送金
まずはじめにご紹介するのは、マリッシュでやり取りをしていた中国人美女に500万円送金していたケースです。
被害者の男性は50歳代前半、会社員の方です。
今回、被害者の方はマリッシュで「結婚を前提にお付き合い出来る美女」、それも外国人の美女を探していたとおっしゃいます。
そんな中、メッセージを送ってきたのが若くて美しい中国人の美女・Aです。「アラサー」という日本語をプロフィールに設定するなど、日本のことが好きで文化もある程度勉強しているようでした。
最初はお互いの国の食べ物などについて話をしつつ、また価値観についても彼女主導で話が進み・・・「これほどまでに文化も国も、生まれも違うのにソウルメイト的な存在はいない!」と男性が確信するほど、彼女とはフィーリングが合いました。
後にご本人は「ウマがあった」と述懐されています。
しかし、これは言うまでもなく中国人の美女を装う国際ロマンス詐欺犯罪グループの担当者が、被害者の男性に話を合わせていただけのことです。
そんなこんなで彼女とのやり取りが始まって、2ヶ月ほど経ったある時。
彼女から「今後」の話が出ました。彼女が来日して、彼と一緒に新しい生活を始めるつもりだと言うのです。ここまで来ると骨抜きにされていた被害者の男性の方も、最早えびす顔で彼女を日本に受け入れる覚悟や用意を始めます。
それほどまでに、本気の”ホの字”になってしまいました。
そこで彼女から持ちかけられたのが、新生活の費用を稼ぐための投資です。
男性は彼女のその健気な姿勢や、投資という大切なものを差し出してくれたという行動に胸を打たれてしまい、彼女の言うがままに総額500万円ほど、彼女が紹介してくれた海外FXサイトに投資します。
この時、彼は彼女に良い格好をしようと、消費者金融から200万円ほどの借金をして手元の貯金と合わせて総額500万円を振り込んだということでした。
結果的にその後彼女との連絡が徐々に薄くなっていき、最終的にはいくら彼女に連絡をしても返信がなく、ここで男性は詐欺被害にあったことに気づかされました。
現在こちらの被害者の方は国際ロマンス詐欺被害という形で警察や各機関に被害申告を行い、目下犯人を追跡しています。
事例2:付き合っていた韓国人男性に投資しないかと誘われて詐欺に遭う
続いての事例で被害に遭われたのは、韓国人男性とマリッシュで知り合い交際していたという愛知県にお住まいの女性Bさんです。
「彼は私の写真を褒めてくれて、すぐに会いたいと言うんです。顔はタイプだし、舞い上がってしまいました。」
しかし、新型ウイルスの影響もあり、なかなか会うには至らなかったというBさん。
そんな時、一つの連絡が入ります。
「韓国で投資案件が動き始めたみたいで、一緒にやりたい」と彼から誘われたのです。。
Bさんは彼の指示通り、とりあえず口座開設だけしようと思い、登録をしました。
そこから彼の指示で口座に入金するように言われること、数回。彼を信用しきっていた女性は、言われるがままお金を送金してしまいました。
すると、女性宛に、彼からメールが届きました。
「投資したお金が戻って来たから振り込むよ」
そう言われ確認すると、投資した5万円が10万円になって返ってきたのです。
それですっかり信用してしまった女性は、貯金全額を彼に送金してしまったのです。
その後、彼からは音沙汰がなくなり、不安になった女性は家族に相談しました。家族も不審に思い、一緒に弁護士に相談するに至りました。
弁護士は、女性が騙されていることを指摘し、女性もその時初めて騙されていると気づいたのでした。
事例3:アメリカ人女性に一緒にビジネスに誘われて100万円送金した
最後にご紹介する被害者は、国内でIT広告系のスタートアップを経営する、起業家の男性です。
マリッシュでマッチした、アメリカ在住という女性との愛を育んでいた男性。留学した際に住んでいた街の話題で盛り上がったこともあり、そのまま交際に至ります。
1ヶ月ほど経った頃、アメリカの会社に投資をしないかという提案をされます。
「アメリカで投資案件が新しく始まったのよ。一緒に投資をしよう!。私とあなた一緒に出資するのだから、もちろん配当金は全て2人のものになるし、損はさせないわ。」
相手を信じて投資を行った男性。しかし投資を始めた瞬間から、配当どころか投資したお金は戻ってこなくなりました。
男性は彼女にお金を返すように告げましたが、最終的に彼女と連絡が取れなくなってしまいました。
マリッシュで詐欺に遭ったときの対処法
マリッシュでこのような被害に遭ってしまった場合、どうすれば良いのでしょう。
「弁護士に相談」がベストです。
詐欺なので、警察への通報が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、警察に通報しても被害届すら受け取ってもらえないケースが多いです。
また、警察に被害届を受領してもらって、犯人逮捕に繋がっても、被害金の弁済について警察は力になってくれません。
被害金の弁済をするのであれば、弁護士の協力が必須になります。
弁護士であれば警察とも連携し、犯人の口座凍結に尽力し、被害回復のサポートが可能です。
被害回復は時間との勝負ですから、なるべく早い段階で弁護士への相談をお勧めします。

まとめ
この記事では、マリッシュの被害事例と共に、被害に遭った時の対策をご紹介してきました。
結婚相手を探すアプリで、詐欺を働く人間がいるというのは悲しい限りです。
このような詐欺に引っかからないように、詐欺への防御力を各個人が高めておく必要があります。
もし、詐欺被害に遭ってしまった場合は、早めに弁護士へ相談し被害回復することで、被害を最小限に抑えることが可能です。