最近『Linkedin(リンクトイン)』で恋愛詐欺の被害に遭われる方が増えています。
Linkedinで国際恋愛をし、そして金を無心されてしまった場合、返金できる可能性はあるのでしょうか?
結論としてはあります。ただし自助努力によっての解決はほぼ不可能です。
ここではLinkedInで恋愛詐欺の被害に遭った場合の対処法についてご紹介していきます。
- Linkedinの中国人が怪しい
- Linkedinで知り合った外国人から投資の話があった
- 知人に紹介されたサイトに入金したら出金できなくなった
- 恋愛詐欺について詳しく知りたい
【前提】Linkedin(リンクトイン)とは?
ここでLinkedInについて解説しておきましょう。LinkedInとは、ビジネス向けのSNS(ソーシャルネットワークサービス)です。
アメリカで誕生したこのSNSは、全世界に普及しており、日本でも利用者が多く、仕事関係ではLinkedInを使っている人が多い印象です。
先述のとおり日本人の利用も多く、いわゆるビジネス向けのSNSの一つとして利用されています。
LinkedInの運営会社はアメリカのシリコンバレーに所在する企業で、日本市場向けとしては、企業の求人情報や社員同士の交流の場として宣伝されています。日本では転職活動でも利用している人が数多くいらっしゃいます。
また、学生が就職活動をする際に利用するケースも増えており、国際的なやり取りのきっかけとなるSNSといってよいでしょう。
Linkedinは実名制SNS?
LinkedInは匿名性の低いSNSです。
ビジネスでのやり取りがメインであることから実名で登録する人が多くこのことが恋愛詐欺被害を加速させているという要因も考えられます。
例えば「私は田中一郎という名前です」「趣味はサッカー観戦です」などとプロフィール欄に記載しておくことで、恋愛感情を悪用する詐欺師に余計な情報を与えすぎてしまうことになります。
詐欺師側からすれば詐欺にかけやすい情報の豊富な相手と見えることでしょう。
恋愛詐欺の手口は非常に巧妙なものが多いため、騙されて個人情報を盗まれてしまったら取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。

LinkedInで詐欺にあった場合の対処法
ここからはLinkedInで詐欺にあってしまった場合の対処法についてご紹介していきます。
具体的な以下のような方法があります。
- 相手が送ってきたメッセージを読み返す
- 相手がコンタクトしてきた理由を考える
- 【重要】相手から送られてきたURLは踏まない
- 相手からのメッセージをスクショして保存
- 相手から届いた音声ファイルを録音しておく
- ボイスレコーダーの通話内容を文字起こしする
- 警察に被害届を提出する
ここでは重要なものを抜粋していくつか詳しく解説します。
相手が送ってきたメッセージを読み返す
これはご自身が詐欺被害に遭っていることを確認するため、必要な工程です。
恋愛詐欺の事案の場合は特に「恋愛感情」がフィルターとなり自身が詐欺被害に遭っているということを認識しづらい傾向にあります。
ご家族や第三者が詐欺被害を認識している場合は一緒にメッセージを読み返すことも重要です。
ただし、既婚者の場合なかなかそれが難しいケースもあります。その場合は守秘義務を持つ法律事務所へご相談頂くのが宜しいでしょう。
相手がコンタクトしてきた理由を考える
こちらも重要です。そもそも相手はなぜご自身にコンタクトをしてきたのでしょう。
特に仕事関係の用事がない場合、最初から詐欺目的でコンタクトしてきた可能性があります。
【重要】相手から送られてきたURLは踏まない
相手から送られてきたURLは決してアクセスしないようにしましょう。
アクセスすることによりスマートフォン向けのウイルスなどに感染する恐れがあります。
その他、個人情報をスクリプト(プログラム)で抜き取られる可能性もあります。
相手からのメッセージ・音声を録音/保存する
相手からのメッセージや音声は可能な限り記録に残しましょう。
そうすることにより警察への被害申告はもちろんのこと、弁護士へ相談する際にも有力な手がかりとなります。
実際に被害者の方が保存していた情報をもとに、犯人を特定し返金要請・要求にこぎつけたという事例もあります。
LinkedInでの詐欺事案:返金の可能性は?
結論から言えばLinkedInでの詐欺事案は弁護士へご依頼いただくことにより、返金できる可能性があります。
被害状況が軽い場合はついつい泣き寝入りになってしまうケースが多いものの、金額が100万円以上など大きい場合には弁護士へご依頼頂き、被害回復に向けてアクションを起こした方がよろしいでしょう。
社会的制裁につながったケースもあります。
詐欺によって失った金銭は本来、支払う必要のなかった金銭です。ご家族の共有の財産というケースもあるでしょう。
まずは弁護士にご相談いただき、被害回復のために動きましょう。
http://yoko.lawyer/media/bengoshi-sonota/
まとめ
恋愛詐欺の事案はLinkedInでも、その被害が近年急増傾向にあります。
LinkedInのみならず、各種SNSやマッチングアプリなどによる恋愛詐欺被害を回復させたいと思われている方も多いでしょう。
その場合はまず、当事務所のような恋愛詐欺事案に対応している事務所へご連絡・ご相談頂くのがおすすめです。