恋愛詐欺は、SNSやマッチングサイトを通じて架空の外国人を演じて被害者の金品をだまし取る手口の詐欺のことをいいます。
このような恋愛詐欺の被害には女性が遭いやすいと言われています。
この記事では、恋愛詐欺師のターゲットにされやすい女性の特徴について解説していきます。
自分や知人に当てはまっていないか再度確認してみてくださいね。
- 恋愛詐欺に騙されたくない
- どんな人がターゲットになるのか知りたい
- 知人が詐欺に騙されそうで不安に感じている
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恋愛詐欺の被害者は女性が多い?騙されやすい女性の特徴

恋愛詐欺の被害者には女性が多いと言われています。年齢については、40歳以降の中高年に多いと言われています。
以下では騙されやすい女性の特徴について解説していきます。
30〜40代で結婚相手を焦って探している人
恋愛詐欺で被害者になりやすいのは、30~40代で結婚相手を焦って探している人です。
恋愛を絡めてお金を搾取してくる詐欺師は、結婚適齢期を過ぎて焦っている女性をターゲットとしがちです。
なぜなら結婚に対する焦りから、冷静に交際相手を吟味し見定めるための精神的な安定を欠いている可能性があるからです。
目の前に現れた男性が自分に好意を持ってくれている場合には「この機会を逃すわけにはいかない」という気持ちになるかもしれません。
そのためこの恋愛関係を成就させるためにはなんでもするという心理状態になってしまうのです。
SNSやITなどに疎く知識があまりない人
詐欺師はSNSやITに関する知識が乏しい女性をターゲットにする傾向があります。
最近ではSNS上の出会いが多くなりました。
出会い系サイトやマッチングアプリのみならず、Facebook・Twitter・InstagramなどのSNSを利用して接触してくることがあります。
ダイレクトメールやリプライで連絡してきた場合、SNS初心者の場合には相手が自分を騙そうとしているとは気づかず、そのままやりとりを継続してしまうおそれがあるのです。
また、詐欺師はインターネット上でのテキストベースのやり取りを通じて、被害者に現金を支払わせようと画策しているため、インターネット上のやり取りに不慣れな相手やIT知識に乏しい相手を狙います。
理由としては、ネットバンキングや証券口座の操作について不慣れであることから、詐欺師からの指示に対して疑うことなくそのまま実行してしまう可能性が高いからです。
SNSをはじめて間もない人や、自分のITスキルに自信がない人は注意しておきましょう。
恋愛経験が少なく男性に慣れていない人
恋愛経験が少なく男性に慣れていない女性も詐欺師に狙われやすい人の特徴です。
異性との恋愛経験が乏しい人は、いざ目の前に自分に対して好意を抱いていると思われる人物が現れたとき、嬉しさで視野が狭くなってしまいがちです。
そして、相手を失いたくないという強い気持ちから、相手への依存度が高くなってしまいます。
恋愛詐欺をはたらく詐欺師も、そのようなことは十分に理解して、ターゲットに対してはレディーファーストで紳士的な態度。
さらには褒め言葉や甘い言葉を多用して女性側のハートをがっちりと掴みます。
そして「自分だけを特別扱いしてくれているのだ」と被害者側に錯覚させ、詐欺師の要求になんでも応えてしまう心理的なベースを作り上げるのです。
現在の生活に満足しておらず満たされたいと思っている人
詐欺師は現在の生活に満足できていない人や、満たされたいと強く望む女性をターゲットとして狙います。
詐欺師はターゲットとなる女性の調査に余念がありません。
サイト上のプロフィールやFacebookやInstagramなどSNSの投稿をチェックしてターゲットの女性が何を望んでいるのかについて調査する能力に長けています。
そして、「褒め言葉」や恋愛関係を燃え上がらせるような恥ずかしい言葉も堂々と多用します。
それによって女性側は、相手と一緒にいると「気分が良い」「人生が充実している・満たされている」という感覚に陥ります。
実際はテキストベースでのやり取りがほとんどですので実体は何ら変わっていないにもかかわらず、被害者の需要に対して的確な供給をするため被害者の感情をコントロールすることができるのです。
注意すべき男性の特徴は?恋愛詐欺師によくある傾向

それでは、恋愛詐欺のよくある手口や傾向について解説していきます。
詐欺師はSNSやLINEを利用して被害者を騙してくるケースが多いため一定の共通した特徴があります。
以下で解説するような特徴がいくつかあてはまる場合には注意が必要です。
顔立ちが整っていたりハイスペックだったり理想的な人物である
恋愛詐欺をはたらく詐欺師は、ハイスペックな人物を演じていることが多いです。
今やSNSやサイト上の過去の投稿・プロフィールから好きな男性のタイプや恋愛に関する価値観を調べ上げることも可能です。
そこでターゲットとなる女性のタイプであろう見た目の男性を演じて接触してくることも可能なのです。
また、詐欺師は医師や弁護士、経営者などの個人事業主や高収入の職業についていることをアピールしてくる可能性が高いです。
結婚相手を探している人にとって、収入も大事なチェック項目でしょう。
そのため、少しでも魅力的な人物であろうと高収入であることをアピールしてくるはずです。
アプリやSNSで出会った場合すぐにLINEを交換したがる
SNSやマッチングアプリなどで出会った場合、すぐにLINEのIDを交換したがる場合も警戒が必要です。
マッチングアプリの場合、男性は有料会員でないとメッセージを送れないというものも多いのです。そのため、コスト削減の目的から、無料で使えるメッセージアプリに誘導します。
また、登録制のマッチングアプリや出会い系サイトを利用するほかのユーザーから被害報告をされるとアカウントが停止されるリスクがあります。
すぐにLINEのIDを知りたがる場合には今のツールでのやり取り継続を提案してみて様子を見てみましょう。
メッセージの印象や時間帯がバラバラに感じる
メッセージの文体から受ける印象が変化したり、返事をくれる時間帯がバラバラな場合にも警戒が必要です。
また、連絡をしてくる時間帯についてもチェックが必要。
時間帯によってメッセージを入力する担当者が変わっている可能性があります。
このようなことが起こる理由として考えられるのは、恋愛詐欺の詐欺グループが組織的にターゲットと連絡を取り合っているからです。
メッセージを送る相手が変われば、なんとなく文面も変わってくるのでしょう。
早い段階から恋愛や結婚を匂わせて甘い言葉を囁いてくる
恋愛詐欺の事案では、知り合った時点から交際・結婚の話がスピーディーに展開されるという特徴があります。
そのため早い段階から「恋愛」や「結婚」などを匂わせた甘いセリフが多用されがちです。
詐欺師からすれば最終的な目的は被害者から現金をだまし取ることですので、時間をかけずにお金が手に入ることが効率的かつ理想的です。
また長く交際するほど、これまでついてきた嘘・偽りが露呈するリスクがあるので早く詐欺を完了させたいという動機もあります。
したがって、恋愛詐欺の事案では、出会いから交際、交際から結婚までの話が目まぐるしく展開する可能性があるのです。
詐欺師は早い段階で恋愛感情を抱かせて相手と信頼関係を築こうと狙っているのです。あまりにも早急に関係が前進している気がした場合には警戒が必要です。
会う話や第三者を交えての関係性は拒否される可能性が高い
詐欺師は実際に2人で会ったり、第三者を交えての関係を避けたがる傾向があります。
なぜなら恋愛詐欺のケースで詐欺師は、実在しない架空の人物を演じている可能性が高いからです。
交際相手から結婚の話が出ている場合、親族や友人・知人との顔合わせや紹介があるのは自然な成り行きでしょう。
しかし、恋愛詐欺の場合、恋愛や結婚の話は早い段階から出てきますが、第三者を交えた交流の話はまったく進まないことがほとんどです。
不自然に延期してきたり、拒否してきたりする場合には詐欺を疑うべきでしょう。
恋愛詐欺に引っかからないために女性ができること

それでは恋愛詐欺に引っかからないための予防策にはどのようなものがあるのでしょうか。
詐欺被害に遭わないようにするために以下のような対策を試してみてください。
詐欺師から送られてきた写真を検索にかけてみる
恋愛詐欺の詐欺師は架空の人物になりすましてあなたと連絡している可能性が高いです。
被害者を信用させるためにインターネット上に存在している第三者の写真や画像を利用して、あたかも自分であるかのようにプロフィール設定している場合もあります。
相手のプロフィール画像や送られてきた画像を、Googleの画像検索にかけてみてください。
もし詐欺師としてヒットしたり、知らない誰かの写真だったりした場合は要注意です。
お金の話は拒否してその後の反応を見てみる
相手方から「お金に窮している話」や「お金を貸してほしいという話」が出てきた場合、まずは拒否してその後の相手の反応を注意して見てみましょう。
拒否したにもかかわらず、相手方が執拗にお金を要求してくる場合や、「僕のことを愛していないのか」「結婚したら必ず返す」など脅迫にも近い形で迫ってくる場合には、詐欺師として接触している可能性が高いかもしれません。
親や友人と会ってくれないかと打診してみる
恋愛詐欺師は、第三者を交えた関係性を避ける傾向にあります。
その理由としては、冷静な第三者を交えた場合、詐欺に気づかれる可能性が高くなるからでしょう。
そこで相手とやり取りしていて怪しいと感じた場合には、親族や友人・知人との顔合わせをしてくれないか依頼してみるのも有効でしょう。
相手が不自然に焦っていたり、強く拒否してくる場合には詐欺である可能性が高いです。
また、口だけでは快く快諾するもののいつまでたっても具体的に話が進まないという場合もその場しのぎでごまかそうとしている可能性があるため警戒が必要です。
怪しいと感じた時点で信頼できる人に相談する
相手が詐欺師かどうか疑わしいと感じた場合には、親や知人など信頼できる第三者に相談してみることもおすすめです。第三者の客観的な視点を介することで冷静な判断ができることでしょう。
また、これまで自分が気づかなかった不自然な点を自覚できて目が覚める場合もあります。
1人では解決できないと思ったら弁護士に相談してみよう

親や友人など頼れる第三者が身近にいない人はどうすればよいのでしょうか。
そのような場合は弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士は詐欺被害に精通している人も多く、過去の実例や対処法まで熟知している傾向にあります。
詐欺師に騙されて泣き寝入りしないためにも、弁護士の無料相談から利用してみてはいかがでしょうか。
恋愛詐欺に詳しい弁護士を頼るとなお良い
恋愛詐欺は詐欺グループが実行している場合もあり、手口も非常に巧妙になっています。複数の登場人物によって被害者を騙そうとするケースも見られます。
そのため、恋愛詐欺に詳しい弁護士を頼ることを強くおすすめします。
弁護士といってもどの分野に長けているかは人によって異なることも。
被害回復に向けて効果的に動くためにも、恋愛詐欺の実績があるかどうかはチェックしておきましょう。
まとめ:恋愛詐欺の被害に遭いやすいのは女性だから気をつけて

恋愛詐欺のような、恋愛感情を悪用した詐欺のターゲットにされやすい女性の特徴に当てはまっていませんでしたか?
中には相手に強く出ることができず、疑問・不安を感じながらもずるずると現金をだまし取られるという方もいます。
そのため怪しいと思った場合にはすぐに弁護士に相談してください。
