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国際ロマンス詐欺

国際ロマンス詐欺で仮想通貨を使うケースが急増?実際の事例と対策について

SNSやマッチングアプリを通じて知り合った外国人を名乗る異性から、交際や結婚をちらつかせ、相手から現金や財産をだまし取る詐欺のことを、「国際ロマンス詐欺」といいます。

この国際ロマンス詐欺では、ビットコインやイーサリアムなどの「仮想通貨(暗号資産)」を利用した手口が急増していることをご存じだったでしょうか。

ここでは、国際ロマンス詐欺の詐欺師が仮想通貨を利用して被害者から現金をだまし取る具体的な手口や実例を解説していきます。

■この記事でわかること

・仮想通貨を利用した国際ロマンス詐欺が増えている原因がわかる

・仮想通貨を使った国際ロマンス詐欺の実際の3事例がわかる

・仮想通貨を利用した詐欺の場合には被害回復が難しい3つの理由がわかる

・仮想通貨を利用してだまし取られたお金を取り戻すためにできる3つの対処法がわかる

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仮想通貨を使った国際ロマンス詐欺が増えている原因

国際ロマンス詐欺の手口として仮想通貨への投資を誘導する手口が増えていると言われています。なぜ詐欺師は仮想通貨を利用して被害者からお金をだまし取ろうとするのでしょうか。

その理由として考えられるものを、以下で3つ解説していきましょう。

メディアやネットで興味を持っている人が増えている

仮想通貨(暗号資産)として世界で初めて作られたのは「ビットコイン」です。ビットコインは2008年10月に「ブロックチェーン技術を使った中央管理者のない決済システム」という論文を公開したことでたちまち話題になりました。

そのためビットコインを含む様々な仮想通貨については非常に新しい概念であるということができるでしょう。

仮想通貨は銀行などの第三者を介することなく、財産的な価値をやり取りをすることができる新技術として瞬く間に高い注目を集めました。そしてメディアやインターネットでしきりに取り扱われ、報道されたことで、仮想通貨・暗号資産に興味や関心を抱くようになった人が増えたのです。

そしてそのような新しい概念やツールが市民権を獲得するとその機に乗じてそれらを悪用する人たちが現れるというのは世の常です。

仮想通貨も例外ではなく、「仮想通貨取引で一晩にして資産が一億円増えた投資家」をメディアやネットが取り扱うと、それを利用して「あなたも同様に儲けることができる」と勧誘してくる詐欺師が現れてしまうのです。

情報が不安定で真偽を確かめるのが困難である

仮想通貨・暗号資産に関しては、インターネット上で様々な情報が錯そうしているため、何が正しい情報で何が誤り・フェイクの情報であるのかを確かめるのが難しいという問題があります。

一般に仮想通貨は国家の中央銀行によって発行された法定通貨ではなく、裏付けられた価値を持っていないことから利用者の需要と供給などさまざまな原因で、資産価値が大きく変動する特徴があります。

そのためいろいろな人が「これから価値が上がる/下がる」という予測の情報発信を行っているため、根拠のない情報に踊らされてしまう可能性があります。

また暗号資産についてはその開発者のコミュニティが発信する情報については信用性が高いですが、ほとんどはその国の原語(英語)で公開されていることが多く、日本語に翻訳され日本人の多くがその情報にアクセスできる段階には既に情報が古くなってしまっているという場合もあります。

さらに仮想通貨の価値については、需給の要素が影響を与えるため、世界的に有名な企業のCEOやたくさんのフォロワーを抱えるインフルエンサーのツイートや発言ひとつで、その価値が乱高下するという場合もあります。

したがって、仮想通貨を取り巻く様々な情報が飛び交っていることで、その情報の新旧および真偽を正確に見極めることが困難になっているということができるでしょう。

正しい知識を持っている人が少ないから騙しやすい

さらに、仮想通貨については正しい知識を有している人が少ないことから人々を騙しやすいという理由も挙げられます。

詐欺師が仮想通貨についてデタラメな説明をして「だからあなたも儲けられるんですよ」と勧誘してきたとしても、被害者側はそれがデタラメであることを指摘できる知識も理解もないため納得させられてしまう、という問題があります。

そして恐ろしいのは正しい理解も知識も持ち合わせていなくても仮想通貨取引をすることは誰でもできるのです。

そのため詐欺師は「説明する通りに行動してくれれば問題はない」「代わりに全部してあげるからお金を預けてほしい」と被害者は詐欺師の思い通りにコントロールされてしまうというリスクもあるのです。

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仮想通貨を使った国際ロマンス詐欺の実際の事例3つ

それでは仮想通貨を口実に使った国際ロマンス詐欺にはどのような事例があるのでしょうか。ここでは実際に仮想通貨詐欺を利用して被害者からお金をだまし取ろうとした具体的な事例を3つ紹介しましょう。

事例①甘い言葉を使って暗号資産へ誘導されたケース

この事例は、ネットで知り合った外国人男性を名乗る相手から、ある女性が暗号資産取引に誘導されたケースです。

あるとき、女性のもとに外国人を名乗る男性からインターネット上でメッセージが届きました。この男性は会社を経営しているといい、オフィスの動画や豪勢な食事の写真を送ってきていました。しかし動画のデータは数年前のもので明らかに怪しく、この女性も国際ロマンス詐欺の詐欺師ではないかと警戒していました。

この女性は相手から金銭的な要求を受けても支払うことができない状況であると匂わせるために、「最近母親が病気で手術をし、高額な医療費がかかった」と嘘を告げました。

すると相手方は「早く回復するといいですね」と女性に温かい言葉をかけてくれました。

しかしある日、相手から見慣れないチャート図た送られてきて、「自分は暗号資産の投資を6年間している」「コロナ禍も暗号資産取引のおかげで損失を出さなかった」などと言って暗号資産投資で成功しており、経済的に余裕があるとアピールすることが増えてきました。

そして、女性が日本語を教える代わりに、相手が暗号資産取引の方法を教えてくれると言い出します。特定のサイトを指定され、そこに元手となる現金1000ドルを振り込むように誘導されました。

相手に指示された会社は世界的なシェアを誇る大手IT企業でしたが、指定されたサイト大手IT企業と同じ社名ですがサイトデザインが全く異なるフェイクサイトでした。

男性側は、この偽サイトに個人情報を登録してアカウントを作成し、さらにそれに至るまでの過程をスクリーンショットで撮影して逐一報告するように要求してきました。

ついに相手が本性を現したところで、女性は相手の求めに応じることはしませんでしたので、具体的にお金をだまし取られることはありませんでした。

事例②アプリで知り合った男性に暗号資産を通して騙されたケース

この事例は、ある女性(33歳)が出会い系アプリで出会った外国人を名乗る男性と恋人関係となり、暗号資産取引を持ちかけられ現金約4000万円以上を騙し取られた事例です。

女性はコロナ禍において、出会い系アプリを通じて、アメリカ在住で建築家を名乗るイケメン外国人と出会って頻繁にやり取りする仲になりました。実際に会ったことはなかったものの何か月もの間メールでやり取りをしており、女性は男性に恋愛感情を抱いていました。

相手の男性も、コロナウイルスの世界的大流行がおさまった際には、家族に会わせるために自国に女性を連れていきたいと言っていました。

そんなある日、男性から女性に「ビットコインなどの暗号資産取引で大きく稼ぐ方法を教えてあげる」と持ちかけられ、平凡な会社勤めをしていた彼女は興味をそそられました。

女性は、信頼していた男性から言われるがままに4000万円以上に相当するビットコインを購入し指定されたアドレスに送りました

送り先について香港の暗号資産取引所の口座であると男性は説明していましたが、実際は詐欺師のデジタルウォレットに振り込まれていました。女性がこれまで蓄えていたすべての現金に相当する仮想通貨の振り込みが完了したところ、それ以降この男性との連絡ができなくなりました。

この事例のように偽の暗号資産取引所に誘導して送金を指示するケースは増えており、ある程度の現金を送金して引き出そうとすると、高額な税金を支払うまでは口座が凍結されたというケースもあります。

事例③ビットコイン400万円分を騙し取られたケース

この事例は、ある女性(40代)がアプリを通じて知り合った人物にビットコインおよそ400万円分をだまし取られた事例です。

この女性は、マッチングアプリで出会った輸出業を営んでいるという外国人男性(40代)を名乗る人物から連絡が来ました。この男性は、さわやかな笑顔のプロフィール写真を設定しており高級タワマンから撮影したと思われる夜景の画像をアップしていたため経済的に余裕のある人物に違いないと女性は考えました。

マッチングアプリからLINEに移行して連日のようにやり取りを続けたことで女性は男性に恋愛感情を抱くようになりました。男性も女性に対し何度も「結婚したい」というメッセージを受け取り、すっかりその気になってしまいました。

そんなあるとき、男性から結婚して以降の2人の生活資金を蓄えるために暗号資産に投資しようと勧誘を受けます。

当初何度も男性からの誘いを断り続けましたが、あまりにも執拗に誘われこれ以上断り続けると将来の2人の関係にヒビが入ると思い少額のビットコインを購入することにしました。

男性から指定されたサイトで取引を開始したところ、すぐに利益が出たという報告を受けたため、その後は10万、100万と立て続けに追加購入に応じてしまいました

しかし程なくして、当該投資サイトから「口座がマネーロンダリングに使用された疑いがあるため口座が凍結された」「凍結を解除するには、口座内の暗号資産と同額の保証金を支払う必要がある」と一方的な通知を受けました。

困った女性が男性に相談したところ、男性の口座も「同様に凍結されたものの保証金を支払ったところ凍結が解除された」とのことですぐに支払うように薦めてきました。

投資サイトのことは怪しいと思っていたものの、男性のことは信頼していたため言われるがまま残高と同額の保証金を送金してしまいました。

その後、投資サイトは詐欺のために作られたフェイクサイトで、自分が連絡をとっていた人物も第三者の顔写真を無断で流用していた正体不明の人物であることが判明しました。

女性が偽サイトに振り込んだ総額は400万円以上で、女性がこれまで貯めていた貯金をほぼだまし取られる結果となりました。

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仮想通貨詐欺の返金は難しい?被害回復が困難な場合

仮想通貨を悪用した詐欺は詐欺であると発覚しても返金を求めることが難しいと言われることが多いです。それでは被害回復が困難とされているのはどのような場合なのでしょうか。

詐欺師や購入先と連絡が取れない状態である

国際ロマンス詐欺の詐欺師にお金をだまし取られたケースで、相手からお金を取り戻すには前提として相手方の氏名や住所が判明している必要があります。

相手の氏名や居所が不明の場合には突き止めるための調査を実施する必要があり、場合によっては探偵事務所や興信所を利用するケースもあります。

しかし、国際犯罪の場合や証拠がない場合などできる調査をしたとしても必ずしも相手を特定できるとは限りません

被害にあってから時間が経過しすぎている

仮に犯人が何者であるかが分かっていたとしても、詐欺被害に遭ってから相当長期の時間が経過している場合には、だまし取った現金が既に費消されてしまっているという可能性もあります。

そのため取り戻しを請求したとしても、「ない袖は振れない」という状態で被害回復は実現できない結果に終わる可能性があります。

詐欺被害にあったという証拠が不十分である

国際ロマンス詐欺で仮想通貨を悪用した詐欺被害に遭った場合には、販売業者や証券会社、販売者名やその連絡先といった購入・振り込みに関する情報のほかに、購入履歴・振り込み履歴など実際に詐欺被害に遭ったことが分かる証拠を揃える必要があります。

詐欺師がアカウントを抹消してどこのだれかを調べることができない場合や偽サイトを閉鎖してしまって事後的に確認することができない場合などには証拠が不十分であるとして返還請求をしていくことが難しい可能性が高いです。

国際ロマンス詐欺の詐欺被害に遭ったものの、手元にある証拠だけで十分なのか分からないという場合には、一度法律の専門家である弁護士に相談してみるべきでしょう。

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仮想通貨で奪われたお金を取り戻すためにできること

それでは仮想通貨で騙し取られた金銭を実際に取り戻すためにはどのようなことが重要なのでしょうか。ここでは詐欺師からお金を取り戻す際に取るべき対処法について解説していきます。

詐欺師や被害にあった金額など情報を集めておく

まず詐欺師や被害にあった金額などの情報を集めておくことは重要です。

仮想通貨を利用した詐欺のような場合は以下のような情報が重要になります。

・どのようなアカウントの相手から騙されたのか

・どのような手口や方法で勧誘されたのか

・相手が誘導してきたサイトやアプリに関する情報

・犯人とのやり取りの記録、犯人と連絡がとれているか否か など

被害にあったと気づいたら早めに対応する

被害に遭ったのではないかと気が付いた場合には早めに対処に動き出すことが重要です。

国際ロマンス詐欺の場合には相手に対して恋愛感情を抱いており自分が実際に騙されていることを自覚するまでの相当な時間がかかる可能性もあります。

さらに詐欺に気づいた場合でも「ひょっとすると全部何かの間違いなのではないか」と淡い期待を抱いて中々行動に乗り出せない人もいます。そのように時間が経過するほど犯人は完全に行方をくらましてしまい被害回復の道も閉ざされてしまいます。

したがって、自分は詐欺師に現金をだまし取られたのではないかと感じた場合にはすぐに信頼できる第三者に相談することが重要なのです。

警察に行って被害届を提出しておく

仮想通貨詐欺に遭った場合には、警察に相談して被害届・告訴状を作成して提出することができます。

警察が投資詐欺事件であると判断・立件して捜査が実施されると犯人が逮捕される場合もあります。

ただし証拠が不十分な場合や事件から相当時間が経っている場合などには捜査が難しく警察も動いてくれない可能性もあります。

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被害回復を目指すなら弁護士への相談がおすすめ

国際ロマンス詐欺で仮想通貨詐欺の被害に遭ってしまった場合には、弁護士に相談するのがおすすめです。

実際に現金を犯人から取り戻すには、相手方に対して不法行為に基づく損害賠償請求や不当利得に基づき返還請求をしていくことになります。

相手がどこのだれかが判明している場合には内容証明郵便を送付して支払いを請求していき、場合によっては返還の交渉を行うことになります。

相手がどこの誰か分からない場合でも、相手が使用していた携帯電話番号などが判明している場合には弁護士会照会を利用することで氏名や住所を調査することができる可能性もあります。

詐欺師にだまし取られた現金を取り戻したいと考えている方は、一度弁護士に相談してください。

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まとめ:仮想通貨を使った詐欺が増えているから注意して

この記事では、近年話題になっている仮想通貨に便乗して投資を勧誘する詐欺事例が増えていることを解説してきました。仮想通貨・暗号資産についてはまだまだ十分な知識が一般化しているとは言い難い状況です。そのため一般人の無知に付けこむ詐欺が暗躍しているのです。

そのためインターネット上で仮想通貨取引を持ちかけられても、絶対に応じてはいけません。もし仮想通貨を購入したり指定サイトに送金してしまった場合などには弁護士に必ず相談するようにしてください。

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