「国際恋愛中にFX投資へ誘われた」という事例が2023年最近急増しており、当事務所でも同様のご相談をよくいただくようになりました。
こちらについては結論から申し上げれば大変残念なことに「ほぼ詐欺」と言って過言ではありません。
ここでは国際恋愛中にFX投資で誘われたという場合にクローズアップして、詐欺の中でもFX投資に関連するものの手口をご紹介していきます。
よくある手口をご紹介いたしますので、こちらのケースに該当する方はいち早く詐欺被害対策に強い弁護士事務所へご相談いただくことを強くお勧めいたします。
当事務所では24時間365日、詐欺被害に関するご相談を承っております。
- マッチングアプリで知り合った外国人にお金を騙し取られた
- SNSで知り合ったFX投資を勧められている
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国際恋愛中にFX投資のお誘い…よくある手口はこれだ!
国際恋愛中にパートナーまたは恋人からFX投資のお誘いがあったという場合、よくある手口に該当しないかどうかよくチェックしておく事をお勧めしております。
例えば以下にご紹介するような手口は詐欺の中でも「FX投資タイプ」のものによく見られる手口です。

実在するFX投資サイトの名前がついた偽サイトへの誘導
実在するFX投資サイトの名前を冠する偽サイトへの誘導事案が、近年急増傾向にあります。架空のFX投資サイトを使用するのではなく、有名なFX投資サイトだと紹介するケースが多発しているということです。
アドレスが酷似していたり、本物と似ているサイトを作成していることもあるため、なかなか一瞥しただけでは見分けがつかないのが特徴です。
有名な会社だからといって、油断は禁物と覚えておく他ありません。
利益が出ているというスクショのみでお金が振り込まれない
利益が出ているというスクリーンショットの画像のみでお金がなかなか振り込まれてこないという事例も近年、非常に多くなっています。
そもそもFXをあまり理解せずに取り組んでいる方によく見られる傾向で、相手からどれだけ儲かっているのかを教えてもらうだけで、実際お金は後から…と振り込まれないケースです。
スクリーンショットは最近Photoshopなどの画像加工ソフトを利用することで、いくらでも金額を編集・改ざんすることが可能となっています。
その他自分で仕組みを理解していないFX投資の場合は、詐欺師側から提示された画像を信じるほかないという「判断材料の欠如」によって相手方から騙されていることになかなか気付けないという悪循環に陥ってしまうこともあります。
少なくとも、実際に現金が振り込まれてこない限り、詐欺の可能性を疑い続ける必要があります。
なかなか出金ができない
税金や国の関係でなかなかお金の引き出しが難しいと業者側から連絡がくるケースもあります。こちらについても要注意です。
基本的にFX投資・海外のバイナリーオプションなどについて、正規業者の場合はたとえ国が離れていてもよほどの事情がない限り、数日以内に振込み処理が可能です。
よって実際に紹介された業者が詐欺業者であった場合、お金の引き出しが難しいと引き延ばし工作を取られている可能性があるわけです。
【自分の身を守るために!】国際恋愛で注意すべきこととは?
国際恋愛で注意すべきことをいくつかまとめてご紹介していきます。
ご自身と、そしてご自身の預貯金を守っていただく為にも、以下のポイントに注意しつつお過ごし頂ければ幸いです。
アプリをすぐ切り替えられたら疑うべし
やり取りしていたアプリからLINEやカカオトークにすぐ誘導されたら「怪しい」と判断して差し支えありません。
他のアプリに誘導をかけられていると思ったら、なぜアプリを切り替えるのかを尋ねてみましょう。
日常会話に投資などの話が出たら警戒する
これは日本国内の恋愛にも言えることですが、普通のカップルであれば投資の話題はなかなか出ないものです。
そして海外は投資の文化があるからという方もみえますが、欧米圏でも一般的に普通のカップルや恋人関係という関係性の中で投資の話題が出ることはあまり見られません。
投資をやっている・君にもやってもらいたいといった匂わせをしてきたら怪しいと考えて然るべきでしょう。
可能な限りお金を送金する前の匂わせの段階で、関係を絶ってしまうことが望ましいといえます。
実際に存在するFX名でもサイトのURLを必ず確認する
送られてきたサイトのURLが本物と全く違う場合があります。
また、似ているけど違うといったサイトの作りが精巧な偽サイトも存在します。
実際に存在するFX業者の名前でも、サイトのURLやライセンスの部分を必ず確認するようにしましょう。
実在するFXを自分の手で一度調べて、サイトのアドレスや中身と見比べることも重要です。
国際恋愛で詐欺にあったらすべきこと3選
国際恋愛で詐欺にあってしまった場合は以下のようなポイントを念頭において行動するようにしましょう。
証拠を残しておく
やり取りの内容や被害内容は必ず残すことが大切です。
詐欺に遭ったときの内容があればあるほど、被害回復がしやすくなる傾向にあります。
また、相手がメッセージを消す前に証拠は残しておきましょう。
振り込め詐欺救済法に適応するか調べる
全銀協・全国銀行協会が窓口となっている振り込め詐欺救済法に適用となるかどうか確認することも重要です。
こちらの取り組みの中では一般的に詐欺被害にあったことが証明できた場合、相手の口座を凍結するなどして返金要請が可能なケースもあります。
弁護士に相談
警察に相談してしまうと民事不介入になることが多い中、弁護士にご相談いただくと民事の領域で、依頼人の利益の最大化のため、全力をあげることができます。
法律の専門家である弁護士が依頼人の代理人となることで、詐欺師と対峙し金銭の返金要請などを行うことが可能です。
当事務所でも、詐欺被害の回復や各種被害相談を承っております。
まとめ
国際恋愛中にFX投資に誘われた場合、残念ながらほぼ全ての事例で詐欺と言わざるを得ません。
今回ご紹介したような手口にマッチしている場合はその可能性が極めて高いため、まずは弁護士にご相談いただくのがよろしいでしょう。
警察に連絡することももちろん、有効打の一つではあります。
しかし民事の領域で返金要請が正式に行えるのは弁護士のみであるということを念頭において、行動されるようにしてください。