世界中の人と友達になれるのが、『Facebook(フェイスブック)』をはじめとする海外の利用者の多いSNSです。
しかしFacebookで外国人を名乗る人と仲良くなり、知らないうちに詐欺に巻き込まれてしまうといったケースが近年増加傾向にあります。
で横行中の詐欺とは?美人に投資に誘われたら要注意?-320x180.jpg)
そこで、ここではFacebookの外国人による詐欺事例を啓発目的でご紹介していきます。
参考にしていただき、Facebookでの詐欺事案に遭遇しないようにお過ごしください。
また、すでに疑わしい事例の渦中にある方はいち早く、弁護士にセカンドオピニオンを求められるなど対処が必要です。
当サイトでは、気軽に相談してもらうため、LINEにてお話を伺っています。気になる方は、下記のリンクからラインQRを表示させ、登録してください。
Facebook(フェイスブック)で外国人が仕掛ける詐欺事例
Facebookで、外国人が日本人をターゲットとして仕掛ける事例の多い詐欺の種別についてご紹介していきます。
具体的には、
- 恋愛感情を悪用した詐欺
- 投資詐欺
- 箱もの詐欺
- 結婚詐欺
と、いわゆる「手垢」のついた詐欺事案も散見されますが、Facebookという新しい枠組みの中での詐欺事案であることから、改めてひとつずつ内容を確認していきましょう。
恋愛感情を悪用した詐欺
恋愛感情を悪用した詐欺は、SNSで出会った相手と恋人関係となり、甘い言葉で誘惑・籠絡することから始まる詐欺です。
様々な方法で被害者の方から金銭を詐取しようとするのがその目的です。
またこのタイプの詐欺は「ほんの入口」ということで、最終的にはこの後ご紹介する投資詐欺・箱もの詐欺・結婚詐欺といわゆる「合わせ技」にして金銭の詐取を行うケースも近年増加しています。
日頃から防犯意識の高い方が特に遭遇しやすい詐欺といえます。
外国人を名乗る人物とのコミュニケーションという非日常の中での恋愛が絡むことから、正常な判断が付きづらいためです。
経営者の方を中心に被害が増えている事案でもあります。相手の特徴としてはすぐに親しくなり甘い言葉をたくさんかけられるなど、いわゆるハニートラップの様相を呈しているものが多く見られます。
とりわけ男性をターゲットにしたものの中には「相手が資産家の令嬢である」といった内容や「国際的に有名な人物の近親者であることを匂わせる」など、国際的な知見をお持ちの方ほど騙されてしまいやすい特徴を持つものもあります。
相手の容姿は端麗にして美麗であることが多く、いわゆる美女のプロフィール写真や日常投稿写真が使用されているケースがほとんどです。

投資詐欺
日本国内でも後を絶たないタイプの詐欺ですが、近年は舞台を海外に広げた投資詐欺もあります。
傾向としてはある日突然Facebookの友達申請があり、承認すると相手としばらくの間、一般的なやりとりに終始するというものが見られます。
日数が深くなると、相手が「実は投資家の近親者である」「世を忍ぶ仮の姿で日常生活を満喫しているが、実は高名な投資家」など、所謂大物であることが判明するという筋書きです。
ここから「自分しか知らない儲かる投資案件やサイトがある」などと言って「身内だから使わせてあげよう」などと、怪しいサイトに入金するよう催促されることがあります。
近年のSNS型投資詐欺の恐ろしいところは、入金した金額が実際には増えていないにも関わらずダミーシステムにより徐々に価値が上がっていたり、投資収益が出ているように見せかけられるというところにあります。
ある程度の利益が出てきたところで出金を申し出ると、様々なトラブルが相次いで発生して最終的にお金が引き出せなくなるといったケースもあります。

箱もの詐欺
SNSで仲良くなった女性から「自分の国からギフトを愛するあなたへを送りたい」などと言ってプレゼントを日本へ送付しようとしてきます。
詐欺といえば一般的には金銭を騙し取られるという図式が成り立つため「逆に相手から品物を受け取るのであれば問題ないだろう」と心を開いてしまう方が多い悪質な犯行容態です。
しかし相手がプレゼントを送付した(という設定)の後、海外の銀行や税関などを名乗る人物から「受領手続きのためorその他税金のため」などと様々な名目で少額の金銭を請求されることがあります。
この時「相手方の好意を無碍にはできない」という特有の善意に漬け込んで支払ってしまう方が後を絶たず、結局税関や銀行は存在しないため、最終的には犯罪組織側の利益になってしまうというパターンが見られます。
とりわけ、経営者の方やビジネスのご経験がある方だと「海外とのやり取りや銀行送金関係には、このようなことが一般的に起こり得る」というご知見があることから、さらに騙されてしまいやすい傾向にあります。
なお「物品を送付するため、住所を教えてほしい」などと至極真っ当に見える理由で個人情報を引き出されるケースもあります。

結婚詐欺
大変悪質なケースです。SNSで仲良くなった外国人女性から結婚を持ちかけられ、その際に個人情報を引き出されることがあります。
その他結婚するために費用が必要などと言われて金銭を詐取されることがあります。
また、結婚にあたり親や兄弟など母国にいる貧しい家族を助けるため、協力してほしいなどと言われ金銭を支払わざるを得なくなってしまった、というケースもあります。
いわゆる典型的で手垢のついた結婚詐欺ではあるものの、恋愛感情と国際的な事情が絡むことで、騙されてしまいやすい案件です。
無論これは卑劣な犯罪であり、人の心を弄ぶような許されざるべき案件と言えるでしょう。また、相手が海外だからといって諦めるのは、やや早計と言えます。
当事務所では、同じようなSNS上での恋愛感情を悪用した詐欺のご相談を承っております。一緒に闘える弁護士とタッグを組むことで被害回復を目指しましょう。
Facebook(フェイスブック)で詐欺にあった場合の対処法は
Facebookで詐欺にあってしまった場合、つまり金銭を詐取されてしまい実害が出ている場合の対処法をご紹介します。
具体的には3つの対処法に集約することができます。
警察に相談する
Facebook上での詐欺は何も、相手が遠い海外にいるケースばかりではありません。日本国内にそのアジトがあるケースや、そもそも国外の犯罪組織が日本に出稼ぎで潜伏しているというケースもあります。
よって警察に相談し被害届を出すという行為も重要なポイントです。
その他、弁護士同席のもとで警察に相談することによりスムーズに相手の銀行口座を凍結したり、被害届を受理してもらいやすいといったメリットがあるため、結果的に自助努力による警察への相談よりも返金を受けられる可能性があると言って差し支えはないでしょう。
いずれにしても被害に気付いたらすぐさま警察に相談しておいて損はありません。
NPO法人に相談する
国際的な詐欺の被害事案が急増しているという時代背景を受け、日本国内に国際的な詐欺の被害者救済のためのNPOが設立されています。
警察に被害届を出す際のアドバイスや助言をもらえることもあり、同じ被害者との情報共有や交流が可能となっていることから、気持ちの面でケアができるといった効果もあります。
弁護士に相談する
詐欺師からの返金および被害回復を「一丁目一番地」に考えるなら、この方法がベストな選択肢の一つです。
国際的な詐欺案件はなかなか受任する弁護士が少ない中、例えば当事務所のように国際的な詐欺案件に対応している弁護士事務所も最近は存在します。
実績ある弁護士にご相談頂くことで、実際に返金に成功した事例も見られます。
ただし弁護士にも得意分野・不得意分野があることから、国際的な詐欺案件に習熟し、実績のある弁護士にご相談いただくのがよろしいでしょう。
まとめ
Facebookは様々な人と繋がれる大変有意義かつ有益なツールです。しかしその中にはどうしても詐欺師が一定数迷い込んでしまっているものです。
あなたの財布や財産を狙う詐欺師には十分にご注意ください。
また実害が出てしまっている場合や、疑わしい事例がある・Facebookで知り合った外国人の彼女と仲良くしているが、どうも雲行きがおかしいといった事案でもどうぞお気軽にご相談下さい。
ご相談頂く方の多くは詐欺被害が明確になっているわけではないものの、このままSNSで知り合った外国人彼女との付き合いを続けてよいのだろうか?といったご心配・ご相談の段階でご来所いただいています。