近年、出会い系サイトにおける詐欺被害が急増中です。
具体的には金銭を騙し取られたり、個人情報が流出したりといった非常に悪質性が高く、また被害の度合いも大きなものが多く見られます。
騙されてしまった時は、どこに相談すれば良いのでしょう。
ここでは出会い系サイトで詐欺被害に遭われた方のため、またそのご家族様のため、どこに相談すれば良いのかといったご案内を掲載します。
- 出会い系サイトで知り合った異性が怪しい
- 出会い系サイトでの詐欺事例が知りたい
- 出会い系サイトで知り合った人が投資を勧めてきた
当サイトでは、気軽に弁護士と相談してもらうため、LINEにてお話を伺っています。気になる方は、下記のリンクからラインQRを表示させ、登録してください。
【被害急増】出会い系サイトでの詐欺4選
まずは、出会い系サイトであってしまう可能性のある詐欺にはどのようなものがあるのか、駆け足で確認していきましょう。
具体的な事例を4つご紹介いたします。
①恋愛感情を悪用した詐欺
自称外国人を名乗る詐欺師とマッチングすると、いきなり熱烈な愛の言葉を投げかけられます。
そして、投資名目や家族への仕送り、プレゼントの送料などでお金を要求されます。
実はこれも詐欺の事案の一種です。
実際に会えなかったり、会えないにも関わらずトントン拍子に結婚まで話が進んでいくなど深い仲にはまり込んでしまう場合、詐欺の可能性があります。
ちなみに恋愛感情を悪用した詐欺はそのほとんどが高度に洗練された台本が用いられており、実際に詐欺の実行に成功した台本が常にブラッシュアップされているイメージです。
よって、心理的・脳機能学的な見地からも極めて悪質性の高い台本が使われていると考えて差し支えありません。
②投資詐欺
「良い投資話があるから一緒に投資しよう」などと持ちかけられるのが投資詐欺です。
他に取引所を紹介されたり、代わりに投資すると言われる事例も存在しています。
最初はうまくお金が増えて戻ってくることもあります。
しかしその後、多くの資金を投じた直後に連絡が途絶えて被害に気づくパターンが多数です。

③結婚詐欺
結婚するために必要なお金、と称して金銭を要求してくるのが結婚詐欺です。
彼らは一緒に住むマンションの頭金を要求してきたり、一緒に生活するためにお金を増やそうと言って投資詐欺を持ちかけてきたりします。
また、親や自分が重い病気でお金が必要と言われる場合や兄弟の借金の立替をしてあげたい、風俗の仕事を辞めるためにお金が必要などやり口は様々です。
基本的に相手は「お金はすぐ返す」と言いますが、返されることはなくお金を渡した瞬間連絡がつかなくなってしまうのです。
④架空請求詐欺
有料出会い系サイトを使用した、として利用料を請求される架空請求詐欺も詐欺の一つです。
身に覚えがない場合は決して支払いに応じてはなりません。
また、名の知れてない出会い系サイトだと、最初には無料だと謳っていたのに気づいたら有料になっている場合もあります。
その他、無名な出会い系サイトへの誘導をされることもあるので注意が必要です。
出会い系サイトで騙された場合の相談先
騙されたと気づいたら、一人で抱え込まずすぐに相談しましょう。
以下で騙された場合の相談先をご紹介しています。
友人・知人へ相談
相手を信じきっている場合、詐欺であると確証が持てない場合もあります。
まず、友人や知人、親族などに相談して「詐欺である」というのを認識しましょう。
また、詐欺被害に遭った場合は気持ちがやられていることも多いため、まずは友達に話して気持ちを落ち着けるのも大事です。
直接的な解決ではありませんが、自分の気持ちを落ちつかせて次のステップへ進むための手段として友人や知人は有効です。
警察へ相談
詐欺として警察に被害届を出すことも重要です。
ただし、詐欺と立証が難しいと判断されると被害届を受理してくれなかったり冷たい対応をされてしまったりする場合もあります。
もし警察が取り合ってくれない場合、弁護士に相談し弁護士同伴で被害届を受理してもらうのも有効です。
国民生活センターへ相談
国民生活センターでは、詐欺の相談を受けてもらえる場合や今後の対応について教えてもらえます。
ただし、直接的な解決にはならない場合もあります。
一方で、被害報告をウェブ上に乗せてもらえることで新たな被害者を生まないように注意喚起ができるので、報告をすることは無駄ではありません。
NPO法人への相談
詐欺被害者を救済する目的のNPO法人が存在しています。
NPO法人は、自分が受けた詐欺+NPOで検索すると見つけることができます。
NPO法人では同じような被害に遭った人と交流することができたり、実際に返金されたケース等の情報をもらえたりすることもあります。
返金などは見込めませんが、警察や国民生活センターまで相談するのは気が引けるといった場合は、NPO法人を頼るのもおすすめです。
【おすすめ】弁護士へ相談
相手からの返金をお願いする場合は弁護士がおすすめです。
弁護士に相談すれば詐欺師の銀行口座を突き止め、凍結させることによりお金を取り戻せる可能性があります。
日々ご相談を承る中で「恋愛していて詐欺にあったなんて相談することが恥ずかしいと思った」と仰る方もいらっしゃいますが、当事務所では恋愛感情を悪用した詐欺の被害に遭われた方のことを悪く申し上げたり、説諭することは一切ありません。
対応が早ければ早いほど、返金できる可能性は上がりますので、少しでも「怪しいな…」と思った時点ですぐにご相談ください。

【注意喚起】詐欺被害者を狙う詐欺師からの二次被害に注意
詐欺に遭った場合は、二次被害にも注意する必要があります。
弁護士事務所や探偵を名乗る詐欺師から被害金額を取り返す、と連絡が来る場合がありますが、彼らは最初の詐欺グループと結託した詐欺師の可能性があるのです。
一度詐欺に遭ってしまうと、あなたの情報は他の詐欺師にも共有されていると考えた方が良いでしょう。
親切に見える詐欺師についつい頼ってしまい、さらにお金を巻き上げられるケースもありますので慎重な姿勢で詐欺と向き合いましょう。
まとめ
このように出会い系サイトでの詐欺が急増していることは事実です。
しかし詐欺にあってしまった場合、金銭的な被害の他にもう一つ大きな被害があります。それが心理的なダメージです。
心理的なダメージが大きすぎて、具体的かつ有効な対処が取れないというケースも多く、結果として泣き寝入りの事案が多発してしまうというわけです。
このような時には代理人として立ち回ることができる権限を有する弁護士へご相談頂くことにより、被害回復とともに今後安心してお過ごしいただくための環境づくりのお手伝いが可能となります。
すでに実害に遭われてしまっている方は、速やかに当事務所へご相談ください。