怪しげな仮想通貨取引サイト『BiBCOIN』について、いくつかの情報が聞こえてきています。
結論から申し上げれば、BiBCOINという名前が投資などに関連して出てきたときには注意してください。
万が一にもBiBCOINにアクセスして送金をしてしまうと詐欺被害に遭う恐れがあります。
当記事ではBiBCOINに注意するべき理由や、近年被害が増加している国際ロマンス詐欺との関連性、そして実際に被害にあってしまったときの対処法について紹介していきます。
- マッチングアプリの中国人にBiBCOINを薦められた
- BiBCOINで仮想通貨に投資した
- BiBCOINに投資したお金が出金できなくなった
- 国際ロマンス詐欺について詳しく知りたい
当サイトでは、気軽に弁護士と相談してもらうため、LINEにてお話を伺っています。気になる方は、下記のリンクからラインQRを表示させ、登録してください。
【結論】BiBCOINは投資詐欺の可能性が高い
BiBCOIN URL:https://bibcoin.net
上記のサイトは、2023年1月現在接続できません。
近年注目度の高い仮想通貨に関する情報は、ネット上でもよく見かけます。
そんななか、BiBCOINについてはGoogle検索の範囲でほとんど情報を得ることができませんでした。
しかし、こちらに聞こえてきている情報によると、これは詐欺仮想通貨(暗号資産)の取引サイトである可能性が高いと考えられます。
その理由は以下の通りです。
金融庁に登録されていない
調べてみればわかりますが、BiBCOINは金融庁に仮想通貨取引所として登録されていません。
すなわち、BiBCOINを利用した際に発生する事柄については、日本の法律の範疇の外にあるということになってしまいます。
このようなサイトで資産を運用したり、金融取引を行うというのは、非常に危険な行為と言えます。
なお、金融庁に登録のサイトはこちらから確認ができます。
【金融庁】暗号資産交換業者登録一覧
国際ロマンス詐欺の被害事例が増加中
国際ロマンス詐欺とは、主に日本人を騙してお金を騙し取る詐欺の一種です。
具体的には、マッチングアプリやSNSや出会い系サイトで知り合った異性が、甘い言葉で誘いをかけ、こちらの恋愛感情を巧みに利用しつつ、その後に投資に誘ったり、偽の書類上の婚姻関係を根拠にして借金や保証金の肩代わりをさせるなどして、お金を騙し取る詐欺です。
このような詐欺において、BiBCOINのサイトに誘われる事例が増えているのです。詐欺に使われるサイトを介しての投資をすることが、いかに危険性が高いか、やってはいけないことかはわかっていただけるかと思います。

BiBCOINに投資することが危険な理由
BiBCOINに投資することには、複数のリスク(危険)があります。
ここでは主だったものを紹介します。
BiBCOINへの投資で自己資金を失うリスクがある
BiBCOINのサイトに投資したお金は、基本的には増えません。
仮に一時的に増えているように思えることがあってもあくまで一時的なもの。出したお金が返ってくることはありません。
大事な資金を失ってしまうのは、おそらくまだ運が良い方。最悪の場合、借金まで背負うことになります。
個人情報漏洩リスクがある
BiBCOINは利用する前に、個人情報を登録する必要があります。
詐欺に加担する類のサイトで集められた個人情報は、様々な詐欺師に漏洩してしまうと考えるのが妥当です。
つまり、BiBCOINを利用することは、あなたが「詐欺のカモのリスト」入りしてしまうことと同じことなのです。

新たな詐欺に巻き込まれるリスクがある
そんな詐欺に遭遇したあなたは、漏洩した個人情報を悪用されて、必ずと言っていいほど第2、第3の詐欺にみまわれることになります。
詐欺は儲け話ばかりではありません。世の中には、以下のような被害者救済を騙る詐欺も存在します。

国際ロマンス詐欺などに遭い、気持ちが弱っているところに、いかにも親身になってくれそうな優しい言葉で隙をつけ込まれ、さらに金銭的な傷口を広げてしまうこともあるのです。
BiBCOINに入金してしまった場合、お金は取り返せるのか
BiBCOINに入金してしまった場合、基本的にはそのお金はあきらめるしかありません。
特に個人でお金を取り戻す戦いに挑んでも、ほぼ負けが見えています。
しかし、以下の手順を踏めば、そのような詐欺の被害を最小限に抑えることができますし、返金してもらえる可能性も高くなります。
以下にその手順を説明します。
怪しいと思ったら相手と連絡を取らない
マッチングアプリやSNS、出会い系サイトなどで知り合った相手に対して「これは怪しい!」と思ったら、ブロック機能を使って、すぐにブロックしましょう。
相手は詐欺を疑われることには慣れており、そういった時の対処法も心得ています。
中途半端に連絡が取れているうちは、あなたがそれまでに渡してしまった個人情報や、それまでの恋愛感情をからめた会話を盾に脅してきたり、揺さぶりをかけてくることもあります。
そのため、連絡をきっぱりとやめることも大事です。
これ以上送金しない
詐欺だと気づいた時点で、それ以上の送金は絶対にしないでください。
国際ロマンス詐欺の場合、被害者の方の多くが、詐欺師の巧みな言葉や振る舞いに導かれるまま、相手の口座に送金しています。100万円以上もの大金を送金しているケースも多いです。中には、総額で1000万円を超えるケースもあります。

また、個人の力だけで返金を試みようとすると、口座からお金を返すために、手数料などのお金が必要などと言って、さらにお金を要求してくるケースもあります。それらに従ったところで、一度送金したお金が返ってくる保証はありません。
警察に被害届を出す
警察に被害届を出しましょう。近所の交番ではなく最寄りの大きな警察署を推奨します。
ただ、被害届を受理してもらえないケースも多くあります。しかし、被害届の提出は、あなたの被害を公的に認定するための大事な一歩となります。今後の被害回復のためにも大変重要です。
もし、警察が取り合ってくれない場合、先に弁護士をみつけて相談をするのも、有効な手段です。
被害額を取り戻すために、弁護士に相談
被害届が受理され、警察が動いてくれたとしても、警察が対応してくれるのは犯人逮捕まで。
金銭的な被害からの回復、すなわち返金となると、弁護士の出番になります。
つまり、弁護士に相談することで、詐欺被害からの回復の可能性が高まります。早期の段階で、詐欺師に対して法的措置を取ることも可能になります。
よって、少しでも詐欺の疑いがあるなら、出来るだけ早めに弁護士に相談することが重要です。
まとめ
BiBCOINは情報こそ少ないものの、金融庁にも登録されておらず、詐欺仮想通貨取引サイトと考えられます。
そのようなところで投資をした際の危険性として、以下のようなものがあります。
- 自己資金喪失のリスク
- 個人情報漏洩のリスク
- 新たな詐欺遭遇のリスク
そして、もしBiBCOINに送金してしまった場合に取るべき対処方法は、以下の通りでした。
- そこへ導く怪しい相手とは連絡を断つ
- それ以上送金しない
- 警察に相談する
- 弁護士に相談する
特に、被害から早期に回復するためにも、警察への相談をスムーズにさせるためにも、弁護士に相談することは大変重要なのです。