突然ですが、国際ロマンス詐欺の被害を自力で対処するのは至難の技です。
また最近は多くの人が国際ロマンス詐欺の被害に遭われており、便利屋や何でも屋を含めて第三者に対応を依頼される方が増えています。
しかし結論から言えば、国際ロマンス詐欺の対処を便利屋・何でも屋にお任せするのは危険が伴います。まずそもそも、彼らは法的に返金請求ができません。
その他にもいくつか注意しなければならないポイントがあります。そこでここでは便利屋・何でも屋に国際ロマンス詐欺の被害を対処してもらう前に知っておきたい「依頼時の注意点」をまとめました。
ここ最近「便利屋・何でも屋・探偵・行政書士に相談したら高額な費用だけ請求されて何も動いてくれなかった」という二次被害が報告されています。
そもそも上記の業種では法律上返金請求ができませんので、詐欺師からお金を取り戻したい場合は弁護士へ相談するようにしましょう。
- 国際ロマンス詐欺の相談先に悩んでいる
- 便利屋・何でも屋について詳しく知りたい
- 国際ロマンス詐欺被害にあってしまった
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【結論】国際ロマンス詐欺＝便利屋に依頼できることには限界がある
国際ロマンス詐欺の被害回復を便利屋にお任せしたり、依頼される方も多くいらっしゃいます。
しかし、結論として便利屋に依頼できることには限界があります。
裏を返せば、便利屋が対応できることには限界があるということです。
便利屋が国際ロマンス関係でできること
まずは便利屋が国際ロマンス詐欺関係で対応できることについて確認してみましょう。
話を聞くこと
話を聞くことはできます。
よほど訓練されているような方でない限り、人間誰しもトラブルに陥ったり精神的に参ってしまった時、時系列で自分に起きたことをまとめるというのは難しいものがあります。
※国際ロマンス詐欺被害はとにかく時系列で起こったことを正確にまとめ、証拠を集めておくことが重要です。
便利屋は話を聞くプロというケースもあるため、相談者の話を聞いて状況を整理することはできるでしょう。
解決までの方向性を作ること
便利屋は様々な人生相談やトラブル解決に乗り出している経験を持つところも多く、国際ロマンス詐欺案件についても、解決までの方向性を作り上げることができるでしょう。
ただし、ここでできるのは「あくまでも」解決までのゴール設定のみで、具体的なアクションを起こすのは法律の問題で難しいところがあります。
情報収集代行
国際ロマンス詐欺被害について同様の事案が無いかどうか、また犯人がどのような素性なのかを調査することはできるでしょう。
情報収集代行という便利屋のサービスもあるからです。
各種書類作成代行
書類の作成代行も一部対応してもらえるケースがあります。
「一部」というのは、法的に本人以外が作成できないような書類があった場合、便利屋は書類作成のヒントやガイドラインを引く位は出来るものの、実質的な作業ができないケースがあるという意味です。
国際ロマンス詐欺対応でできないこと一覧
一方、致命的な部分として、便利屋は国際ロマンス詐欺の返金要請の具体的な部分では動くことができません。理由を含めて以下でご紹介します。
ここでは便利屋に依頼しても対処できないことを、いくつかまとめてご紹介していきます。
裁判関係の代理人になること
裁判関係の代理人になれるのは、原則として弁護士のみです。（債務整理・任意整理など一部事案では認定司法書士が代理人になれるケースもあります。）
ということで便利屋はあくまでも資格をもたない、文字通りの便利屋ということで裁判関係で代理人として行動することができません。
国際ロマンス詐欺被害は民事の部分で戦わなければならないケースもあり、いざ裁判上の手続きとなった際に「後は弁護士を頼むなり自力で頑張るなりしてください」と、対応を断られてしまうケースもあります。
【深刻】返金要請をすること
便利屋は弁護士ではありません。
そのため、返金要請を本人に代わって行うことは不可能です。また金融機関との連携などによって犯人側の銀行口座凍結など働きかけをすることも極めて難しいものがあり、最終的に便利屋に高額な費用を払ったにもかかわらず、実質的なアクションは何一つ起こしてもらえずじまいというケースもあります。
結局あとから弁護士に依頼する羽目になり、費用が二重にかかったというケースも枚挙にいとまがありません。
意外と知られていないポイントなので注意しておきたいところです。
弁護士に無料で相談する国際ロマンス詐欺対応を依頼するときの注意点
国際ロマンス詐欺の返金要請など、対応を他の人に依頼する時には以下のようなポイントに注意しておきましょう。
（資格を持っている）弁護士かどうか
まず大前提として、代理人として行動ができる弁護士に依頼することが大切です。便利屋や行政書士など、一部国際ロマンス詐欺被害の対応が可能としているところがあります。
しかし、代理人になれる権限を有していない役職者が対応する場合、最終的な部分は一人でやらなくてはならなかったり、場合によっては弁護士に別途依頼する必要があるなど最終的なコストパフォーマンスが悪くなる恐れがあります。
国際ロマンス詐欺被害に遭って金銭被害が出ている時ですから、可能な限りコストカットを意識して行動するようにしましょう。かえって最初から弁護士に依頼した方がコストが安くなる、という可能性は十分に考えられます。
国際ロマンス詐欺案件を得意としている弁護士かどうか
国際ロマンス詐欺案件は非常に難しく、また解決しづらい事案でもあります。また一分一秒を争うかのごとく手口も、ますます巧妙化しており・・・国際ロマンス詐欺案件を追い続けている弁護士でなければ、なかなか対応が難しいケースもあります。
そのため、最初から国際ロマンス詐欺案件・事案を得意としている弁護士に依頼されることが最終的に良い結果に繋がると考えてよいでしょう。
その他「国際ロマンス詐欺案件の解決なんて5万円もあれば十分」などと言うような役職者も残念ながら一定数存在します。
こういった役職者は国際ロマンス詐欺事案の対応に慣れていない可能性が否定できず、最終的にコストの下敷きになる可能性もあります。
（実際に国際ロマンス詐欺事案を経験されている方であれば、上記のようなことは絶対に言えないはずなのですが・・・。これは、「えぇ？高級車が凹んだって？そんな車の凹みなんて、反対側から押せば直るから・・・1,000円あれば完璧に修理できる！」と言っているのと同じようなことです。実際に経験のある方であれば、まず出てこない言葉です。）
弁護士に無料で相談するまとめ
国際ロマンス詐欺は結論として、国際ロマンス詐欺の返金要請に長けている弁護士へご依頼されるのが最もコストパフォーマンスが良くなります。
便利屋・何でも屋が国際ロマンス詐欺の被害回復をお手伝いします。などと広告をしているケースもありますが、どこまで対応してもらえるのか・高額な費用を請求されることはないかなど丹念に見極め、そして「本当に信頼できる相手」へ依頼されることが重要です。
以下は国際ロマンス詐欺について情報発信をしているサイトです。この記事を読んだ方はほかのサイトも覗いてみると良いでしょう。
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